創立記念日おめでとうございます。皆で今日の日を迎えられたことに感謝致します。清泉女学院は創立者聖ラファエラマリアが列福された５月１８日を記念し、この日を創立記念日としました。1948年清泉女学院中学高等学校が横須賀の稲岡町(現在神奈川歯科大学のあるところ)に設立されてから今日で７４回目の創立記念日を迎えました。

　先ほど梅村司教様に祝福していただいた創立記念カードを代表の方にお渡ししました。この記念カードと共にクリスマスのミサにも神父様から祝福して頂いた記念カードを差し上げますので６年間に１２枚集まります。大切にとっておいて下さい。

　今年の記念カードの絵は絵本ラファエラの中から選びました。この絵本は卒業生で画家の榎本香菜子さんが絵を描いてくださいました。聖ラファエラマリアの生涯がやさしくかわいらしい絵で描かれています。原画が寄贈され４階の展示室に飾ってあるのでご覧ください。

　1934年11月聖ラファエラマリアが設立した聖心侍女修道会の４人のシスターが来日しました。当時日本は軍国主義に突き進んでいた頃です。昨日のＨＲの時間に清泉ゆかりの地めぐり～長野での足跡を辿ってのDVDを見ておわかりのように戦争のさなか、シスターたちは様々な困難を乗り越え教育の種を蒔かれました。そして清泉女学院小学校、中学校、高等学校、大学そしてインターナショナルスクールを設立され今日に至っています。この創立記念日に創立者聖ラファエラマリアの生涯や清泉のこれまでの歴史をを振り返ることは、清泉が何を大切にしている学校かを再認識することにつながります。清泉で学ぶ皆さんは困っている人、苦しんでいる人を大切にすること、そしてより高い目標を目指し、謙虚さを忘れずに一歩一歩進んでいってください。それは世界中の人たちがより幸せに暮らすことが出来る社会をつくる大切な力となるはずです。これは創立者聖ラファエラマリアの願いだと思います。

　それでは今日一日を心静かにお過ごし下さい。