新着のお知らせ

校長ブログ

~校長室の窓から~ 「歌声が響く5月」

2023.05.23

 5月の大きな行事は高校合唱祭(5月13日)と創立記念日(5月18日)です。

 高校合唱祭は4年ぶりに講堂の舞台に上がってクラス全員が合唱をする、という本来の形に戻りました。全クラスロッシーニ作曲の合唱曲「信仰」を共通の課題曲として歌い、さらに自由曲を歌いました。自由曲はゴスペルやJ-popの合唱バージョンなど、それぞれのクラスが自分たちに合った歌を選びましたが、今年はコロナ禍前と比較して、思春期の高校生を励ましたり、エールを送るような歌が多いと感じました。最優秀賞を受賞したクラスの自由曲の歌詞には「夢を追ってくじけそうになっても、立ち上がる限り、君の物語は続くんだよ」という内容の個所がありました。日々頑張っている高校生の姿を見ているので、美しいメロディーと澄んだ歌声と相まって、思わず涙がこぼれてしまいました。賞をもらったクラスに限らず、久しぶりにマスクを外した生徒たちの歌声は本当に美しく感動的でした。合唱祭後、同じように思わず歌声に涙した、という教員が実は何人もいました。

  18日は創立75周年記念ミサが行われました。全校が講堂に集うミサの最後には、学校の設立母体である聖心侍女修道会のシスター相浦が作曲した、創立者聖ラファエラマリアを称える「麦の賛歌」を合唱しました。75周年を記念するミサでこの歌が講堂に響き渡ったのは大きな喜びでした。ミサのあとには卒業生の藤田彩歌さん(メゾソプラノ)と臼木麻祐子さん(ピアノ)のミニコンサートがありました。藤田さんは若手声楽家として活動するほか、イタリア留学中の体験を出版した本が「音楽本大賞」にノミネートされるなど、マルチに活躍しています。楽しいトークと美しくも迫力のある歌声に皆が魅了される素晴らしいコンサートで、75周年のお祝いに花を添えてくれました。

 75周年を記念して、生徒たちには同窓会からタオルハンカチ(代表取締役が卒業生というご縁で「メーカーズシャツ鎌倉」の特製のものです)、マリア・エルネスティーナ順子基金から校章がプリントされたクッキー、そして学校からは卒業生の写真家太田有美子さん撮影の写真からつくった日めくりカレンダーが配られました。また、同窓会は玉縄桜と大島桜も植樹してくださいました。桜の木が大きくなって花を咲かせると同時に、生徒たちの成長も見守ってくれますように。

 ご関係の皆様、ありがとうございました。

 

TOP新着のお知らせ校長ブログ > ~校長室の窓から~ 「歌声が響く5月」