今日はクリスマスミサが行われ、2学期が終わります。

クリスマスはご存じの通り、イエスキリストの誕生を祝います。

キリスト教では救い主は赤ちゃんとして登場します。赤ちゃんは自分では泣くことくらいしかできない、無力な存在です。

でも赤ちゃんは実は最強の存在でもあります。なぜでしょうか?

 赤ちゃんが泣くと周りの人は何とかしてあげたい、と自分ができることを一生懸命考えます。赤ちゃんが笑うと周りの人もにっこりします。赤ちゃんがすやすや眠ると周りの人は安心します。つまり赤ちゃんは周囲に平和とか愛とか思いやりを運び、周囲に幸せを与えることのできる最強の存在なのです。

 そんな赤ちゃんである、イエスキリストの誕生を祝うクリスマスは、私たちも楽しく、嬉しく感じます。でも私たちがこうやって平和にクリスマスをお祝いできるからこそ、クリスマスが象徴する愛と平和が、地球上のすべての人に届くように願ってやみません。紛争地域の人々、災害で苦労している人々、病気で苦しむ人々、あらゆる人たちに少しでも愛と平和が届くように心を込めて祈ってほしいですし、私も祈ろうと思います。

 さて、2学期は皆さんが色々な行事、取り組みにおいて、学校目標の「チャレンジャーであれ」を実践してくれました。清泉祭から始まって、学年行事、中学合唱祭、ムーンショットのプログラムなど、よくがんばってくれたな、と思います。ただ、その頑張りは多くの人の協力や支え、励ましがあってのことですから、周囲の人への感謝も忘れないでいましょう。

 これから2週間のお休みです。みなさんが、安全に楽しく過ごせますように。