今のWalk in the light　とても大好きな聖歌です。家で授業を作りながら熱唱していると、5歳の娘が「野ねずみ」の歌なの？といってきました。さびの「Go with me」が「のーねーずみー」に聞こえたようです。歌唱力を鍛えます。

　さて今月のテーマは無償性、見返りを求めない行為や気持ちです。２分だけお話しします。詩人の相田みつをが「のに」がつくと愚痴になる、と言っています。マタイ福音書でもイエスは、良いことをするとき「人前でラッパを吹くな、右手のすることを左手に知られないようにしろ」と言っています。我々にとって見返りを求めないことほど難しいことはありません。しかし10のテーマは単なる建前ではないので、どうしたら良いか考えてみました。あるとき、廊下を歩いているとある先生がほこりを拾っていらっしゃいました。その先生は決して、「これが無償性だ。小野よ、目に焼き付けよ」と思って拾ったわけでは無いと思います。それは誰かの目を意識したものではない、無償の行為です。気がつけば我々のまわりにはその様な行為にあふれています。ミサでは生徒会の奉仕者の方が中1の聖書を並べるのを率先して手伝ってくれました。また毎朝皆さんはバスを降りると、門衛所方が笑顔で迎えてくれると思います。それからオープンスクールでは、皆さんが子どもたちに一生懸命対応してくれました。その様な姿から、無償とは見返りを求めないことに加えて、決められたこと以上のことを、少しでもいいからすることだと気づかされました。私は無償の行為ができるために、まずまわりにあふれている無償性に気づくことから始めようと思います。そうすることで私も無償の行為を１つでも実践できるのではと考えています。

　お互いに無償性を意識して今月過ごしていきましょう。

6月目標