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清泉ライフ

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2020.07.17

日本気象学会主催のジュニアセッションで発表

高2の白坂さんが、日本気象学会主催のジュニアセッションで発表しました。以下、白坂さん自身の報告です。

 私は昨年度から、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)主催の高校生対象理数系教育プログラム「グローバルサイエンスキャンパス(GSC)慶應義塾大学」に参加しています。このプログラムは、全国の応募者の中から 12 名が選ばれ、研究実施班として自分が興味のある分野の研究に携わることができます。私は杉本憲彦教授の研究室で金星の研究に参加しています。
 研究テーマは「金星大気惑星規模波動の再現に向けたデータ同化による研究」です。金星には、未だ発生原因が謎である東風「スーパーローテーション」があり、その構成・維持に寄与する可能性が示されている惑星規模波の再現を目指してデータ解析をしています。現在、研究は杉本先生と 2 人の研究員の方、京都産業大学や九州大学の先生方とともに行っています。研究成果を初めて公に発表する場として、気象関係の研究をしている中高生の発表の場として設けられた、日本気象学会主催のジュニアセッションに応募しました。下のポスターは、その際に提出したものです。2020 年 5 月 23 日に気象庁講堂で発表する予定でしたが、COVID-19 感染拡大に伴い、オンライン上での開催となりました。
私は小さいころから理科が好きで、中学に入ってからは環境問題や気象・宇宙開発に興味を持ち、高円宮杯全日本中学校英語弁論大会や全神奈川高等学校英語弁論大会で環境保護のスピーチも行いました。学校の理科や数学の授業で沢山の興味深いことを学び、より深く科学を探究してみたいと思ったときGSC の存在を知り、応募しました。杉本研究室を紹介していただき、金星の謎の現象を研究していると聞き、気象と宇宙の関係性が強いこの研究に魅了されました。初めは金星の知識も、データを可視化するノウハウもなく、毎日課題の一つ一つが分からなくて学校の勉強との両立が大変でした。でも、先生や先輩に質問し、丁寧に教えて頂いて今は自分でビジュアル化したり、その結果の解読もできるようになってきました。気象の本や英語の論文の読み合わせをしたり、皆で図を解析することで、インタラクティブに学ぶ大切さを実感しました。
 夏には JpGU-AGU (Japan Geoscience Union, American Geophysical Union) Joint Meeting 2020、秋には EPSC(Europlanet Science Congress 2020)という国際学会で更なる研究成果を発表する予定です。それぞれの学会や発表のための予稿やポスター作りは愉しく、一つ一つ、終わると自分が成長したように感じます。このような世界最先端の研究に参加させていただいていることに感謝しつつ、この研究により、金星のみならず多様な惑星大気構造の解明に貢献できるようになりたいです。


写真は、2019 年 10 月に、GSC からスウェーデン研修に派遣されたときのものです。

 

 

<GSC 慶應義塾大学募集要項 URL> https://www.jst.go.jp/cpse/gsc/for/apend/2020_keio1.pdf

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