高2の保木本さんが、2019年度GIYSEプログラムに参加しました。 以下、保木本さん自身の報告です。

東京農工大学主催のこのプログラムは、「Global Innovation program for Young Scientists and Engineers」の略で、将来、グローバルに活躍する科学者、技術者を目指す高校生が、大学の研究や教育内容を経験できるプログラムです。 応募の際には校長先生の推薦状をいただき、課題にそった文章を提出しました。2019年度は全国から40名の高校一年生が選ばれました。

参加のきっかけは、夏休みに何か自分を成長させるようなプログラムに参加したいと思っていたときに、教室の後ろにGIYSEのポスターが貼られているのを見つけたことです。高1のとき、理系に進むことは漠然と考えていましたが、どの分野に進めば良いか迷っていました。ポスターには化学・物理・生物の全ての分野の研修が受けられると書かれてあり、このプログラムを受けることで将来どの分野に進むか決まるかもしれない、と思い応募しました。

昨年度は2回の研修合宿を含む計5回の日程でした。 このプログラムでは、はじめに研究者としての基本的な知識や倫理観を学び、心構えができてから実験や実習を行います。また、大学院の留学生の方々と交流しながら、英語で講義を受けたり班に分かれてプレゼンテーションをしたりします。

最初自分にはレベルの高すぎるプログラムのような気がしていました。しかし、先生方やTeaching Assistantの方々がとても丁寧に教えてくださったことや、仲間と意見を出しあいながら切磋琢磨したことで、学ぶことに対する自信がつきました。

全国から集まった高校生と交流したことで、自分の視野が広がり、貴重な体験がたくさん出来ました。自分の将来を考える時期にこのプログラムに参加できたことはとても良いきっかけだったと思います。また、先生方や多くの方々に支えられてこのプログラムを修了出来たことを感謝しています。

国立大学ならではのとても有意義なプログラムなので、対象学年の方はぜひ応募してみてください！

東京農工大学 GIYSEプログラム http://web.tuat.ac.jp/~giyse/