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校長ブログ

~校長室の窓から~「2学期授業開始」

2022.08.31

 皆さんおはようございます。今日から2学期のスタートです。夏休みは元気に過ごせましたか。

 夏休み前と今とで変わっていないのはコロナとの戦いとロシアによるウクライナへの侵攻です。夏休み中も、皆毎日この報道に触れない日は無かったと思います。コロナのまん延と共にロシアとウクライナの戦闘が一日も早く終息することを祈るばかりです。

 皆さんはこの夏休みを振り返って印象に残ったことはありますか。私はまず夏休みのはじめに中2のライフオリエンテーションに参加しました。途中豪雨に見舞われたりもしましたが、山中湖のほとりにあるサレジアンシスターズの教会では神父様のお話とミサにあずかり、豊かな時間を過ごすことができました。

 又夏休みのフィナーレは先日の土曜日と日曜日に行われたカトリック球技大会でした。中2のライフオリエンテーションもカトリック球技大会も3年ぶりの実施でした。元気いっぱいに戦っている姿を見て、私もエネルギーをもらいました。

 それから、私はこの夏休み中、用があって秋田に行ってきました。皆さんは秋田県というと何を思い浮かべますか。私はまず「秋田犬」「なまはげ」ですね。折角秋田に来たのだから短い滞在時間にどこへ行こうか迷ったあげくガイドブックにあった尾去沢鉱山跡というところが目に入り何故か心を引かれ、ここに行くことにしました。たまたま選んだ尾去沢鉱山は予想以上に興味深いところでした。大館能代空港から車で東へ約1時間の山中にあり、目的地までほとんど対向車にあいませんでした。その上、当日の鉱山観光客は私たちを除くと2人しかいませんでした。ところが資料によると尾去沢鉱山が発見されたのは708年(和銅元年)で1978年に閉山されるまで約1300年近い歴史を誇る日本4大鉱山の1つでした。古くから金や銅が採掘されたこともあり、東大寺の大仏や中尊寺の金堂にもそれらが使われていたと知り、すごい鉱山だったことに驚きました。現在も坑道を見学することが出来ると知り、チケットを購入して軽い気持で見学をはじめました。その日は外気温35℃でしたが坑道内は13℃、上着を着ていても寒くて震えが止まらずやっとのことで長い長い坑道から脱出できました。今は閉山されれたこの場所は、かつては日本で屈指の産出を誇る銅の産地だったこと、それから西暦708年にはすでに鉱石が見つかっていて、蟻の巣を張りめぐらしたような長い坑道は全長800kmにも及んだこと、又江戸幕府のキリスト教弾圧を逃れた多くの信者がこの坑道に隠れ潜伏生活を送っていたことなどを知りました。まだまだ知らないことが沢山あるものだと我ながら感心して尾去沢鉱山をあとにしました。

 これから皆さんは修学旅行や理科の野外学習で本物を見たり触れたりする機会が沢山あります。「百聞は一見にしかず」です。しっかり自分の目で見て見聞を深めてください。

 さて皆さん、2学期は色々な行事が予定されています。引き続きコロナ対策をしながら元気で楽しく実施していきましょう。 

 そして高3の皆さん、これが最後の「SUR SUM CORDA(心を高くあげよ)」です。マラソンでたとえれば終盤のポイントとなる35キロ地点です。無理せず冷静に自分を見つめながらラストスパートをかけてください。その先にはきっと笑顔で切れるゴールテープが待っていますよ。 

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