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校長ブログ

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2021.06.07

~校長室の窓から~「 放送朝礼のお話し(数学科 二ツ木 睦子先生)」

    みなさんは、今何に熱中していますか。時間を忘れてしまうほど打ち込んでいることはありますか?部活動や習い事、お友達とのおしゃべり、ゲーム、勉強!と答える方もいるかもしれませんが、人によってさまざまだと思います。私は、と言いますと、高校生のときにとても打ち込んだものがありました。それは、ラグタイムです。次が有名なラグタイムです。

一度は耳にしたことがありますよね。これは、エンターテイナーという曲ですが、サッカーの日本代表の応援歌にも使われています。ラグタイムは、音楽のジャンルの一つで、ジャズとクラシックの間に位置するようなものです。基本は譜面通りに演奏しますが、即興を織り交ぜることも多くあります。

私がラグタイムに出会ったのは、高校1年の5月でした。その日は学校の創立記念日で式の後に芸術鑑賞としてラグタイムのピアニストである池宮正信さんのコンサートをみんなで聴きました。池宮さんはラグタイムの本場であるアメリカで活躍する日本人で、その時はたまたま帰国し、コンサートを開いてくれました。迫力のある演奏に私はすっかり魅了され、池宮さんのトークの楽しさもあり、ラグタイムが大好きになりました。自分もこんなピアノが弾いてみたいと思うようになり、すぐ楽譜を買いに行き、それからしばらく家では練習に明け暮れました。幼い頃ころからピアノをしていたのですが、家の中でクラシック以外の曲が流れるようになり、母も驚いていました。無謀にも、私はひそかに自分を試そうと思いました。自分がどれだけできるのか分からないけど、できるだけ練習してアメリカに渡って池宮さんの弟子になろう、と。ちょうど進路を考える時期でもあったので、とにかく練習してから答えを出そうと思いました。

練習は楽しかったのですが、どうしても越えられない壁があることに気づきました。手の大きさです。私は身長が低いこともあり、手も小さいです。ピアノのオクターブがやっと届くくらいです。このハンデは努力ではどうにもならない、ということを悟りました。

あえなく、私の進路から渡米の選択肢はなくなりました。でも、大人になった今でも、家でラグタイムを弾くことがあります。弾いた後は気分転換になってストレス発散できていることが自分でもわかります。きっと私の一生の趣味になると思います。これは高校1年生のときに自分なりに限界まで挑戦したから得られたものだと思っていて、ぜひみなさんにもそんな一つに出会ってほしいと思います。中3のみなさんはマイストーリープロジェクトがあるので、失敗を恐れずに自分が興味のあることをとことん追求していってみましょう。その他の学年の方もどうぞ自分が打ち込んでいるものを大切に、何につながるか今は分からなくても、一生懸命取り組んでみて下さい。自分を成長させて、世界が広がっていくのは間違いないです。

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