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校長ブログ

~校長室の窓から~「入学式」

2021.04.06

    新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。そして、保護者の皆様にも心
からお喜び申し上げます。昨年に続き、今年度もコロナ対策のため縮小した形の
入学式になりましたが新入生の皆さんのお顔を見ながら式が行われることに感謝
致します。
 さて新入生の皆さんは清泉女学院中学高等学校の77期生になります。世の中
には沢山の学校がある中で、この清泉女学院で出会った192名は何らかの導き
があったのですね。明日から始まる学校生活はまずお祈りと聖歌を歌ってスター
トします。その中で私が好きな聖歌の歌詞を御紹介します。
「なかま」という聖歌です。

「それぞれが 違う場所で生まれて育ち

 違う足跡を残し 道を歩んできた

 強い力によって 道が重なり合って

 今ここに集まった キリストのもとにあって共に祈っている」

  他にも素敵な聖歌がたくさんあるので少しずつ覚えていって下さいね。
 ところで3月8日に71期生の卒業式が行われました。卒業式も縮小した形で
行われました。その中で「卒業生の言葉」を代表の方がのべたのですがとても心
に残ったので、次にその一部を皆さんにもお伝えしたいと思います。

「在校生の皆さん どうか今の目の前の学生生活を大切にして下さい。六年間で
経験するいいことも悪いことも、多ければ多いほどきっと将来たくましくなるた
めの種となります。そして、自分の近くにいる人たちのことも、大切にして下さ
い。その人たちは、自分が思っているよりずっと自分のことをよく知り、支えて
くれています。皆さんが悔いを残さぬ充実した学生生活を送れるよう、お祈りし
ています。

(中略)

最後に七十一期のみんな 今ここにいるみんなも含めて、大事な六年間を共に過
ごせたことが心から嬉しいのです。辛い時、ただ傍でずっと話を聞いてくれたり、
時には一緒に笑い飛ばしてくれたりする、そっと背中をさすってくれるような優
しさに何度も救われました。同期でいてくれて本当にありがとう。」

と卒業の言葉を締めくくりました。皆さんと入れ替わって清泉から巣立ってい
った先輩の言葉です。今の皆さんにとってこれからの6年間はとても長いと思う
かも知れませんが、6年後に振り返ってみるときっとあっと間であったと感じる
ことでしょう。そして卒業する時、共に過ごした77期の仲間がかけがえのない
存在だったことに改めて気づくにちがいありません。この6年間に、皆さんの人
生を決めるような出会い(それは授業の中でしょうか、委員会活動やクラブ活動
の中でしょうか)がきっと待っています。
 いよいよ中学校生活がスタートします。私たちは新しい学年の始まりに学校目
標を決めています。今年度は昨年に引き続き「清泉が大切にする10の価値」の
実践です。10の価値は月ごとに変わります。4月は「愛」です。クラスに掲示
してあるポスターには清泉の創立者聖ラファエラ・マリアのことば「すべての人
が幸せになるように働くこと。それが本当の愛」が書かれています。人のいやが
ることはしないのではなく、まわりの人が喜んでくれることが自分の喜びと感じ
られる人になって下さい。そして、しっかり勉強して社会に貢献できる人になっ
てほしいと願っています。一昨日のニュースで水泳選手の池江璃花子さんが急性
白血病という難病を克服してオリンピックの代表選手に選ばれました。レース後
のインタビューで「努力は必ず報われる」と語っていました。苦しい闘病生活を
乗り越えてきた池江選手の言葉だけに説得力がありましたね。さあ皆さんの学校
生活における努力はどのような形で報われるのでしょうか。楽しみですね。
 これからの6年間が神様の豊かなお恵みの中で、多くの喜びを皆と分かち合う
学校生活となりますようお祈りして、新入生への言葉とさせて頂きます。

77期 入学式

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