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校長ブログ

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2021.03.25

~校長室の窓から~「終業式」

 74期生の皆さん、中学卒業おめでとうございます。清泉女学院の学校生活で折り返し点に到達したことになりますね。今週のはじめにマイストーリープロジェクトの発表会が行われました。従来の論文発表会とは異なる形式の発表が今年度からスタートしました。色々な方の発表を聞くことができ参考になったことでしょう。今回探究したことが将来の進路に向けての糸口になるかも知れません。

 皆さんは自分で気づかないかもしれませんが、心も体も日々成長しています。そんな皆さんに、私を含め先生たちが力をもらうことがしばしばあります。今日はそのことをお話ししたいと思います。

 先週の水曜日に生徒総会が放送で行われましたね。その後、生徒会執行部メンバーの挨拶がありましたが、それを聞きながら「ああ、もう交代の時期になったのだな」と改めて感じた次第です。高2の執行部の皆さんがそれぞれの部署でどのような思いで仕事に携わってきたがよく伝わりました。執行部に入った動機は各自違っていたでしょうが、今まで積極的でなかった自分が変わった方、「コロナのため自分たちがやろうとしていたことが出来ない!なんということか」とがっかりしたけれど、皆で知恵を出し合いできる限りの行事を開催できたのが良い経験になった方などなど…。その中で何人もの方が語っていたのは、思い切って一歩を踏み出すこと、自分がやりたいことを見つけ、はじめは無理そうでもやってみることの大切さでした。これは後輩の皆さんへの貴重なメッセージですね。

 長かった緊急事態宣言もようやく解除されました。冬休み明けの1月、2度目の緊急事態宣言が発令された頃、私に1通の手紙が届きました。それは皆さんの先輩からの手紙で、どんな手紙だったのか御紹介します。その主な内容は第55回NHK生涯福祉賞に応募して入選したという嬉しい便りでした。

 この方は、進行性の難病筋ジストロフィーを3歳の時に発症したのですが、本人がその病名を両親から知らされたのは18歳になってからでした。私がその方に高2・3で化学を教えていた頃は、まだ日常生活をなんとか普通に送ることができ、実験もしっかり出来ていました。大学は理系に進み、そしてその後一般企業に就職しましたが、現在は車いすでの生活を余儀なくされており数年前からテレワークで仕事を続けています。今回の入選作品の中で「自分一人の力で解決できなくても誰かの力を借りれば解決策が見つかることがある。不安になるのは先が見えず、どうしたらよいか思い描けないからだ。とりあえず一歩を踏み出すことで見えてくることがある。」とのべています。そして最後に

   「これまで出逢ったあなたへ

    これから出逢うあなたへ

    ともに生きて行かれることに感謝申し上げます。」

と結んでいます。かつての先生と生徒の関係は逆転し、今では私が勇気づけられています。

 昨日、先日卒業して受験を終えたばかりの卒業生6名の方が、ご自分の受験体験を高1、高2に向けて話して下さいました。その中で印象深かったのは、すべての方が、憧れていた志望大学の合格を目標に最後まであきらめずに挑戦し続けたことです。中1のとき英語が赤点だった方、高校生になってから勉強すれば良いと思っていたけど追いつくのに苦労した方、学校での勉強の大切さを軽く見て後悔した方など。そんなハンデを背負いながらも絶えまぬ努力で目標を達成した卒業生の方々でした。

 皆さんもこれからが再スタートです。高い目標を掲げ夢に向かって進んでいって下さい。

中学3年生 卒業証書授与式

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