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~ 校長室の窓から ~「放送朝礼のお話 (進路指導・研究部 青戸先生)」

2018.07.09

西日本の豪雨災害では、多くの方が被災され、不安な時を過ごされています。また、大切な家族を亡くされ、悲しみの中にある方がいらっしゃいます。被災された方々に思いを寄せ、心をこめて朝の祈りを唱えましょう。

さて、今朝は、「学ぶ」ということについて話したいと思います。
卒業生からよく聞くのが、「中高の時に“手を抜かなければ”本当に行きたかった大学へ行けたのに」という言葉です。後悔先に立たず、在学中に気付けなかったことが残念です。
皆さんの課題の一つに学習習慣があげられます。これは量と質の両方です。高校生なら学年+2時間以上の家庭学習習慣が求められます。皆さんは出来ていますか。

「授業についていくのが精いっぱい」「課題をこなすのが大変」という声を聴きますが、それは、もっと分かるようになりたい、課題をこなせるようになりたい、という気持ちがあるからだと思います。「余裕でやっていけるような授業や課題」に満足する程度であれば、学ぶ意味があまりないのではないかと思います。負荷がかかって大変な状態を「学ぶことに限界はない」といった謙虚な気持ちでとらえ、それを志に変えることが出来れば、自分のステージを上げることが出来ると思います。
なぜ学ぶのか?勉強して成績が上がる、大学に受かる、それも大事なことです。それだけではなく、その先にある、学ぶことそのものから得られる知的な喜びも含まれるということを体験してほしいと願っています。

進路指導の担当をしていると、進路選択についていろいろな相談を受けます。清泉で、好きなこと、知らなかったことを見つけ、人生を豊かに生きるために、思い切り深く学ぶための主体的な進路選択をしてほしいと思います。「好奇心に勝るものなし」の精神で、「なぜ学ぶのか」を考え、未来の自分を想像みましょう。

そして、高3の人たちへ、受験勉強をしている中で、何をやっても上手くいかず、思い通りに行かなくて、焦っている人はいませんか?そんな時こそ、自分自身にメッセージを発し続けてほしいと思います。人は後ろ向きの状態になると、過去の失敗に苦しめられるだけでなく、未来に押しつぶされてしまいがちです。未来に進もうとしている自分のイメージを作り上げるためにとりあえず前に進んでください。挫折にめげない人はすごいと思います。しかし、私も含め、それほど強くない人は、挫折しないように頑張るしかないと思います。歩みが遅くても、休まない人でありたいなと思っています。未来の自分のために夏休み頑張ってください。
天王山の夏休み、これから猛勉強だという人も多いと思います。辛く苦しいこともたくさんあると思いますが、どんなときもあなたは一人で戦っているわけではなく、側にいてくれる方々がいることを忘れないでください。

以上で朝の放送を終わります。

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