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~校長室の窓から~「 放送朝礼のお話(社会科 望月先生)」

2019.06.10

今日620日は、国連が定めた「世界難民の日」にあたります。難民とは、人種・宗教・国籍・政治的意見などの理由で自国で迫害を受けるか受ける恐れがあるため、あるいは紛争を逃れるために、国境を越え他国に庇護を求めた人々のことを指します。

難民のことを、私たちが、遠い国の問題とせず、恐れや不安、孤独の中にある人々に、祈りを通して寄り添うことができますように、主の祈りをとなえましょう。

先ほど冒頭で述べました「世界難民の日」について少しお話しさせていただきます。200012月の国連総会で毎年620日を「世界難民の日」とする旨が決議されました。この日はもともとOAU(アフリカ統一機構)難民条約の発効を記念する「アフリカ難民の日」でしたが、改めて難民の保護と援助に対する世界的な関心を高め、国連高等弁務官事務所(UNHCR)をはじめとする国連機関やNGO(非政府組織)による活動の理解と支援を深める日にするため、制定されました。

日本では今日全国15か所、北は、札幌テレビ塔・函館五稜郭をはじめ、神戸、明石、岡山、長崎稲佐山、大分別府などでタワーやお城やモニュメントが、東京では東京スカイツリーが、国連カラーのブルーに灯されるのだそうです。難民について「知る・広める・参加する」をテーマにイベントも開かれます。

 ある統計では、世界では約25千万人の子どもたちが武力紛争によって被災した国や地域で生活をしていて、多くの人々が出身国や地域からの避難を余儀なくされています。また紛争だけではなく、人種・宗教・国籍の違いから差別や虐待を逃れて難民となる人も少なくありません。第二次大戦以降最多の約6500万人を超える難民・避難民が世界をさまよっているといわれています。

また国境を越えてはいないけれども、住んでいる地域から避難せざるを得なかった人々のことは、国内避難民と呼ばれ、難民と同じように増える一方です。

 生きるために「自分の故郷や祖国を捨てる境遇に追い込まれた人たち、恐怖や不安、悲しみをかかえながら苦境の中で過ごしている人々に今日一日心を向けたいと思います。

 本日放課後、今年度最初の月ミサがあります。共同祈願の中にも高3の宗研の方々が難民への祈りをささげてくださいます。また、皆さんが折ってくださった千羽鶴もミサで奉納します。誕生日月ミサですので、4月~6月生まれの方々はミサでぜひ祝福していただきましょう。ミサの時間は4:50からです。途中からの参加もかまいません。帰る支度をして荷物をもって図書館棟の聖堂にいらしてください。共に祈り、そしてその後の集いで分かち合う時間をもちましょう。これでお話を終わります。

 

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