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~校長室の窓から~「 放送朝礼のお話(生徒指導部長 鈴木美衣先生)」

2019.04.23

おはようございます。新学期が始まり、2週間が経ちました。新しい時間割が飲み込め、移動のタイミングがつかめてきましたか?しっくりといくまでには、もう少し、時間がかかるかもしれませんが、慌てないで一つ一つ丁寧にとらえていきたいものです。

丁寧にしっかりと始める、そのスタートの時期として皆さんに二つのことをお願いします。

 一つは「あいさつの励行」ということです。「励行」は、励んで行う、と書きますね。是非授業のはじめと終わりのみならず、バス停のところから門衛の方の前、そして校舎に入ったあとも、教室の中のクラスメイトにも、「おはようございます!」「おはよう!」と元気に声をかけましょう。時に形式的と感じるかもしれません。でも形式=形、つまり型。型のない共同体はそれこそ「形無し」です。信頼できる共同体でありたいと望むなら、自分もまた信頼を与える人でありたいです。

 そして二つ目はマナーの向上です。挨拶もマナーの一つですが、特にバスの乗車のマナーです。私たちの学校は、大船からのバスによってこの緑多い山の上に辿り着きます。そのバスは途中下車、途中乗車の一般の方も乗られます。朝の815過ぎには鎌倉養護学校の生徒たちも乗ってきます。朝はまず、一般の方に乗って頂いてから、後ろから詰め合わせます。これが最もスムースに効率よく助け合って乗れるポイントですので、もう一度初心に還り、バス当番の指示によく従いましょう。帰りのバスは、当番がいなくても、ぎゅうぎゅう詰めにするのではなく、必ず優先席のあたりに一般の方に乗って頂ける余地を残しておくということをしてください。一般の方が乗れずに困ったというお叱り、苦情の電話を頂くことの無いよう、迷惑をかけないように、途中で乗ってこられる方の立場を想像してみてください。 

そしてマナーの向上にはもう一つ。制服をきちんと着るということも含まれます。ネクタイをだらしなく緩めている新入社員などいません。会社という世間が許さないからです。時々皆さんの中に、外している人を見かけますが、モノを学ぶ態度として、着崩すことは、明らかに目上の先生方に対するマナー違反です。甘えずにやっていきましょう。

むかし清泉のマナーのスタンダードだったものにドアキーパーというのがありました。ドアに近い人が立って、遠くから先生が来られるのを目にしたら「先生がいらっしゃいました!」とクラスに呼びかけ、全員が立って待っている。このドアキーパーはなくなりましたが、初めに立ってお待ちする、その所作は是非、清泉ならではのマナーとして守り続け、伝えていきましょう。聖ラファエラマリアは「周りの人が幸せになるように働くこと、それが本当の愛」とおっしゃいました。

あいさつも、バスの乗り方も、ネクタイも周りの人が幸せになるような方向を意識すれば、ささやかでも愛の実践となります。早速今日から始めてみてください。  

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