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校長ブログ

~校長室の窓から~「 後期始業式の話 」

2018.10.02

皆さん、おはようございます。今日から後期のスタートです。

昨日は、台風は去りましたが東海道線・横須賀線などが復旧の目処が立たず、想定外の休校になってしまいました。皆さんのお宅は大丈夫でしたか。昨日学校に来てみると沢山の葉や小枝が散乱し、ラファエラ館の前の重たいベンチが半分ほどひっくり返っていました。事務所の方や先生方で台風被害の残骸をかたづけて下さり今日気持ちよく後期がスタートできました。

ところで清泉祭が終わると、高3の皆さんにとって残された行事は来週の体育祭ですね。清泉女学院での生活も残りわずかになりました。一日一日を大切に過ごし、目標に向かって悔いの残らない学校生活を送って下さい。

それからお知らせです。9月に入ってAFS留学生のフェビーさんが6ヶ月間本校で勉強します。また、体育祭の日とその前日、用賀の清泉インターナショナル学園から中3の生徒11名が体験授業ため来校しますので、皆さんお世話をよろしくお願いします。

さて今年の清泉祭はいかがでしたか?閉会式で清泉祭実行委員長をはじめ、それぞれのクラブ代表の方が共通する言葉を述べていました。それは「よい仲間と下級生に支えられた。」ということでした。色々苦労された場面にも遭遇されたことでしょうが、それもこれからのかけがえのない経験になっていくことでしょう。ずいぶん前のことですが実は私も清泉祭実行委員長を経験しました。その時のスローガンは「SURSUM CORDA(スルスムコルダ)」。中1、2年生の皆さんはご存知ないかもしれませんが、3年前(2015年度・2016年度)の学校目標にも掲げた言葉で「心を高くあげよ」という意味のラテン語です。

当時も色々な問題に直面したのですが、今思い出すのは中1から高3まで一緒に仕事をした仲間たちのことです。当時は4月に清泉祭が開催されたので高3まで活動していました。あれから長い年月が経ったわけですが、当時中2の実行委員だった建部美帆先生は合唱祭審査委員として長きにわたりお世話になり、一つ下の実行委員だった方は保護者として娘さん2人も清泉に学び、泉会の会長として色々と学校のために力を尽くして下さいました。今でもお目にかかると当時のことを思い出し、昔のことを懐かしんでいます。ですから皆さんも、この6年間の学校生活の中で学年をこえてたくさんの方とお友達になって下さいね。

ところで、今月の「清泉が大切にする10の価値」は「和解と平和」です。有志の方がポスターをつくってくださいました。9月は高3の小山咲也香さん、10月は中3の伊藤光咲子さんの作品です。また7月のミサの前の映像は高2の岩下美渚さんがつくって下さいました。以上の皆さんご協力ありがとうございました。11月からのポスターも皆さんご協力よろしくお願いします。

先日ラファエラ・マリア会(清泉の同窓会)の会合で、卒業生のある方がこんなことを話して下さいました。
「校長先生、私は色々なことにぶつかってとても悲しかったり苦しかったりしたとき、今でも『平和の祈り』を唱えています。そうすると心が安らかになり、また、次の一歩を踏み出せるようになります。」
本当にそのとおり!と思いました。

私も時々『平和の祈り』の次の箇所を思い起こします。
「 神よ、私をあなたの平和のために用いて下さい。
憎しみのあるところに 愛を 争いのあるところに 和解を 」
そして
「 神よ、私に 慰められることよりも 慰めることを
理解されることよりも 理解することを
愛されることよりも 愛することを望ませて下さい。」

皆さんも日頃の日常生活の中で、苛立ったり、悲しくなったり、苦しくなったりすることがあったら謙虚に自分を見つめて、この一節をそっと唱えてみて下さい。きっと心の平安がおとずれると思います。

 
(9月の月目標「和解・平和」)       「清泉が大切にする10の価値」

 

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