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2017.07.13

~ 校長室の窓から ~「放送朝礼のお話 (倫理科 小野先生)」

 私には忘れられない写真が3枚もあります。
 一枚はベトナムのホーチミンでみた死体の前で笑顔でポーズをとっているアメリカ兵の写真です。戦争の恐ろしさがその一枚に凝縮されていました。
 二枚目は、シリアで3歳の子どもが物乞いをしている写真です。私の子どもと同い年の子が、必死で物乞いをしている姿に、胸が締め付けられました。
 そして三枚目が、長崎の修学旅行で原爆資料館に飾ってあった「焼き場に経つ少年」です。これはジョー・オダネルさんというアメリカ人のカメラマンが撮った写真です。他の二枚と同様、見た瞬間ものすごい衝撃を受けました。
​ 実は、このオダネルさんの写真のパネルを、「いのちのことば社」というキリスト教系の会社がぜひ中高生にも見て欲しいということで、今回1週間ほど(7月13日~7月20日)貸して下さいました。
 私は毎年夏の平和祈念ミサについての放送で、平和の意義について語りながら、しかし自分は何か行動できているのだろうかという葛藤がありました。今回オダネル氏の写真展を企画したのは、平和の実現のために小さなことでもやりたいという想いからでもあります。
​ ぜひ皆さん、今日の放課後にでも講堂2階ロビーに足を運んで下さい。

 私の大好きな小説に『銀河英雄伝説』という作品があります。図書館にあるのでぜひ読んで下さい。その中に、「いい人間、立派な人間が無意味に殺されていく。それが戦争であり、テロリズムであるんだ。戦争やテロの罪悪は結局そこに尽きるんだよ。」という言葉が出てきます。まさにその通りだと思います。

 今年の平和祈念ミサのテーマは、「平和を築く~対話への扉を開いて」です。
​ シリアの少女がTwitterでシリアの現状をうったえています。そのようなか細い声が世界にはあふれているのではないでしょうか。そのような声を聞くためには、私たちは自分のまわりだけでなく、世界に目を向け、助けを求めている声に耳を傾けるべきではないでしょうか。
 ミサの中で本当に平和な世界が来るためにできることは何かを祈りの中で考えていきましょう。

パネル1

パネル2

書籍

展示