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校長ブログ

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2018.10.15

~校長室の窓から~「 放送朝礼のお話(美術科 北村先生)」

美術科の北村です。先週の体育祭ではまさにスポーツの秋を満喫した一日でしたね。読書の秋、食欲の秋、そして芸術の秋!と何をするにも豊かな季節になりました。

さて、皆さんは休みの日に美術館で絵を見に行ったりしますか?絵を見るのは難しくってちょっと苦手という人もいるでしょう。美術館が苦手という人は、絵が分からないから面白くないと思うことが多いのではないでしょうか。では、逆に絵が分かれば面白いのでしょうか。ゴッホのヒマワリの絵はヒマワリだと分かるから感動するのでしょうか。モナリザは美人だと分かるからいいなと思うのでしょうか。このように花や人、風景など、描かれているものが分かったらイイ絵だなぁと思ったり、美しいからイイ絵だと感じたりするのでしょうか?

もちろん、そういう絵もあるでしょう。でも、それだけではなく、何が描かれているか分からなくても、色がイイなぁとか雰囲気がイイなぁとか、感動したり心に残る絵はあると思います。日本人はとても真面目なので、美術館でも解説を一生懸命見ている人が多いですが、そんな知識よりも、絵をよく見て自分なりに自由にいいなぁと思えるポイントを考えながら気楽に見ると、少し美術館が楽しくなると思います。

実は、この絵の見方の話は、私が大学の授業で聞いた話です。今から20年近くも前に聞いた話ですが、今でもとても印象に残っています。なぜなら当時の私にはこの話は難しく、良い絵とは何だろうという疑問が残ったからです。いや、いまだに分からないと頭を抱える絵に出会うこともありますが、あれから、たくさんの絵を見る中で、今は少しずつ美術の不思議が分かってきたように思います。

このように、すぐには答えが見つからなくても、気になったり、記憶に残ったりすることは、皆さんも様々な勉強や体験をする中であると思います。今は、とかく、すぐに答えや結論が出ることが良いことのように思われがちですが、自分が気になったことやこだわっていることに、時間をかけて考えることも大切だと思います。また、そういうものを見つけることで、自分の進路につながるかもしれません。私も、中高時代に一番分からなかったものが美術でした。この美術の不思議を、もう少し知りたいなと思い、進路に選んだ記憶があります。

高校生の皆さんは特に進路に悩んでいる人もいるかもしれませんが、来週のテストに向けて、色々な勉強をする中で、自分が探究するべきモノに出会えるかもしれません。今出来ることを一生懸命やることで未来はつながっています。頑張りましょう。

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